玄関収納の種類と特徴
玄関収納の選び方で悩んでいませんか？玄関は家の第一印象を決める大切な場所。でも収納の種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。私も多くのお客様から「どんな収納がいいの？」という質問をよく受けます。今回は、玄関収納の基本的な種類と、特にフロートタイプの特徴についてお話ししますね。
床置きタイプ（据え置き型）
床置きタイプは、その名の通り床に直接置いて使用する最もオーソドックスな玄関収納です。安定感があり、収納力も高いのが大きな特徴です。価格帯も比較的リーズナブルで、初めて玄関収納を選ぶ方にもおすすめですよ♪
私がお客様の住まいを訪問すると、多くのご家庭でこのタイプを見かけます。設置が簡単で引っ越しの際にも移動できるので、賃貸住宅にお住まいの方に特に人気があるんですよ。ただし、床に直接置くため、下の掃除がしにくいというデメリットもあります。玄関は砂やホコリが溜まりやすい場所なので、お手入れのしやすさも考慮したいポイントですね。
壁面収納タイプ
壁面収納タイプは、壁一面を使って設置する大容量の収納システムです。家族の人数が多い家庭や、アウトドアグッズなど大きな物も収納したい方に適しています。天井まで届く大型のものもあり、驚くほどの収納力を発揮しますよ！
私が手がけたリノベーション物件では、廊下の一部を活用して壁面収納を設置したことで、靴だけでなく、季節のアイテムやスポーツ用品までスッキリ収まりました。玄関だけでなく、隣接するリビングの雰囲気も整うので、一石二鳥の効果があるんです♪ ただし、設置には工事が必要で、賃貸住宅では難しい場合が多いのがネックです。また、部屋のサイズに合わせたオーダーメイドになることが多く、費用も比較的高くなります。
フロートタイプ
フロートタイプは、床から浮かせて壁に取り付ける収納で、近年特に人気が高まっているスタイルです。床との間にスペースができることで、見た目に軽やかさが生まれ、玄関に開放感をもたらします。デザイン性が高く、モダンでスタイリッシュな印象を与えるのが最大の魅力なんですよ♡
私自身も自宅の玄関をリノベーションした際に、このフロートタイプを選びました。以前使っていた床置きタイプから変えただけで、玄関の印象がガラリと変わったのには驚きました！来客も「玄関が広くなった？」と質問されることが多くなり、視覚的な効果の大きさを実感しています。床との間に空間があるので掃除もしやすく、毎日のお手入れがとても楽になりましたよ。ただし、壁にしっかりと固定する必要があるため、取り付け工事が必要になります。
ベンチタイプ
ベンチタイプは座面の下に収納スペースがあり、靴の脱ぎ履きの際に腰掛けられる便利な収納です。高齢の方やお子さんがいるご家庭では、安全に靴の着脱ができるので特に重宝します。座面を開けると中に収納できるタイプや、オープンラックになっているタイプなど様々なデザインがありますよ。
私のクライアントの中にも、小さなお子さんやご高齢の親御さんと同居されている方が多く、そういったご家庭にはベンチタイプを提案することが多いです。「子供が自分で靴を履けるようになった」「お年寄りが安心して靴を履き替えられる」といった喜びの声をいただくと、本当に嬉しくなります♪ 収納力は他のタイプに比べるとやや少なめですが、機能性を重視する方には最適な選択肢です。リビングや廊下との境に置くことで、空間の仕切りとしても活用できる便利なアイテムなんですよ。
フロートタイプの玄関収納の魅力
玄関収納の中でも、最近私が特に気に入っているのがフロートタイプなんです♪ 床から浮いているようなデザインがとってもおしゃれで、狭い玄関でも広く見せることができるんですよ。今回は、このフロートタイプの特徴と魅力について、私の経験を交えてご紹介します。
フロートタイプの基本的な特徴
フロートタイプの玄関収納って、名前の通り床から「浮いている」ように見えるのが特徴なんです。壁に取り付けるタイプが多くて、床と収納の間に空間ができるので、すっきりとした印象になるんですよ♪
私が一番気に入っているのは、床がすぐに掃除できることかな。以前は床置きタイプを使っていたんですが、下の掃除が大変で...。でもフロートタイプにしてからは、ササッとホウキが通せるので、毎日のお手入れがとっても楽になりました！
見た目も軽やかで素敵なんです。特に我が家のように玄関が狭いと、床置きタイプだと圧迫感があったけど、フロートタイプにしたら不思議と空間が広く感じられるようになりました。来客にも「玄関広くなった？」って言われることが増えましたよ。
デザイン的にも今っぽくて、インテリア雑誌でもよく見かけるようになりました。私は木目調を選んだんですが、シンプルなホワイトやブラックもおしゃれですよね。壁と一体化したようなスタイリッシュな見た目が、玄関の印象を大きく変えてくれます♡
フロートタイプが今人気の理由
最近、インテリア雑誌やSNSでよく見かけるようになったフロートタイプ。人気の秘密は、なんといっても見た目のおしゃれさだと思います！床から浮いているデザインが洗練された印象を与えて、玄関の雰囲気をグッとアップグレードしてくれるんです♪
実用面での評価も高いんですよ。私も使い始めてから掃除が格段に楽になりました。床置きタイプだと下の掃除が大変だったけど、フロートタイプならサッとモップが通せるので、毎日のお手入れがとってもラクチン！この手軽さが忙しい現代人に支持されているんだと思います。
狭い住まいが増えている今、空間を広く見せる効果も人気の理由の一つです。私の玄関も決して広くないのですが、フロートタイプに変えてから不思議と開放感が生まれました。実際の広さは変わらなくても、視覚的な余裕が生まれるのは大きな魅力ですね。
ライフスタイルの変化も関係していると思います。ミニマルで洗練された暮らしへの憧れが高まる中、余計な装飾のないシンプルなデザインのフロートタイプは、そんな現代の価値観にぴったりマッチしているんです。美しさと機能性を両立した収納として、これからも人気は続きそうですね。
フロートタイプの設置方法と注意点
フロートタイプの玄関収納は、見た目の美しさとは裏腹に、設置には少し注意が必要です。壁にしっかりと固定する必要があるため、基本的にはDIYよりもプロの業者に依頼することをおすすめします。特に、重い靴が多い家庭では、耐荷重をしっかり考慮した設置が必要ですよ。
壁の構造も重要なポイントです。石膏ボードだけの壁では十分な強度が確保できないため、壁の中の柱や間柱といった「下地」に取り付ける必要があります。下地探しは専用の下地センサーを使うとよいですが、素人では判断が難しいこともあるので、専門家に相談することをおすすめしますね。
また、設置高さも使いやすさに大きく影響します。一般的には床から10〜15cm程度浮かせるのが標準ですが、お子さんやご高齢の方の使いやすさを考慮して決めるとよいでしょう。私の経験では、家族の身長差が大きい場合は、全員が使いやすい高さを優先するのがベストです♪
賃貸住宅にお住まいの方は、壁に穴を開ける工事が必要なフロートタイプは難しい場合があります。設置前に必ず大家さんや管理会社に確認を取ることをお忘れなく。将来的に原状回復が必要になることも頭に入れておくといいですね。
玄関収納の選び方のポイント
家族構成と靴の量に合わせた収納量の見極め
玄関収納を選ぶ際、まず考えるべきは家族全員の靴の量です。大人一人あたり平均10〜15足、子どもは5〜10足程度を目安に計算すると良いでしょう。フロートタイプは見た目の美しさが魅力ですが、床置きタイプほどの大容量は期待できないことが多いんですよ。
我が家の場合、夫婦と子ども一人の3人家族で、私自身が靴好きということもあり、全部で40足ほどありました。フロートタイプだけでは収納しきれないので、シーズンオフの靴は別の場所に収納するようにしています。使用頻度で分けることで、日常的に使う靴だけをフロートタイプの収納に入れられるようになりました♪
靴の種類も考慮する必要があります。ブーツなど丈の高い靴はたくさんのスペースを取りますし、子どもの靴は小さいけれど意外と場所を取ります。また、ハイヒールなどは倒れやすいので仕切りのある収納が便利です。フロートタイプを選ぶ際は、内部の収納スペースの高さや仕切りの有無もチェックしてみてくださいね。
季節によって靴の量が変わることも考慮しましょう。冬場はブーツなど場所を取る靴が増えるので、余裕を持った収納計画が必要です。私のクライアントの中には、冬場だけ補助的な収納を出して対応している方もいらっしゃいます。柔軟な収納計画が、きれいな玄関を保つコツですよ♪
玄関の広さと形状に合わせた収納の選択
玄関の広さや形状は、収納選びに大きく影響します。狭い玄関では、壁面を有効活用するフロートタイプは特におすすめです。床にスペースが生まれることで、視覚的にも実際の使用感でも余裕が生まれるんですよ！
玄関の形状も重要です。細長い玄関なら壁沿いに薄型のフロートタイプを、広めの正方形の玄関なら大容量のL字型収納を検討するといいでしょう。私がリノベーションを手がけたマンションでは、廊下の一部を玄関収納スペースに取り込むことで、見た目はスッキリさせながらも大容量の収納を確保できました♡
ドアの開閉スペースも忘れずに確認しましょう。玄関ドアが内開きの場合、ドアの軌道上に収納を置けません。また、収納の扉が開いたときのスペースも考慮する必要があります。フロートタイプは引き出しタイプや扉が上に開くタイプなど様々なデザインがありますので、使用スペースに合わせて選ぶと良いでしょう。
照明の位置も見落としがちなポイントです。フロートタイプは壁に取り付けるため、既存の照明器具や電気のスイッチと干渉しないか確認してください。私のあるクライアントは、せっかく購入したフロートタイプが照明と干渉してしまい、位置を変更する工事が必要になったことがあります。事前に正確な採寸をしておくことが大切ですよ。
インテリアスタイルとの調和
玄関収納は、家の顔である玄関の印象を大きく左右します。そのため、家全体のインテリアスタイルとの調和を考えることが重要です。北欧風のインテリアなら、ナチュラルな木目調のフロートタイプが素敵ですし、モダンな空間なら、鏡面仕上げのスタイリッシュなデザインが映えますよ♪
私がよくお客様にアドバイスするのは、玄関の床や壁の色と調和する色味を選ぶことです。例えば、床が濃い色なら、収納も同系色か対比色をチョイスすると統一感が生まれます。特にフロートタイプは、そのシンプルさゆえにカラーやデザインの選択がとても重要なんです。
素材感にもこだわりたいところです。天然木を使用したものやメラミン化粧板など、様々な素材がありますが、お手入れのしやすさも考慮しましょう。玄関は砂やホコリが入りやすい場所なので、拭き掃除がしやすい素材を選ぶと長く美しく使えます。私自身、以前は無垢材の収納を使っていましたが、現在はお手入れが簡単な素材に変えて快適に使っていますよ！
また、玄関収納の取っ手やノブのデザインにも注目してみてください。シンプルなデザインでも、取っ手ひとつで印象が大きく変わります。最近では取っ手レスのプッシュオープン式も人気で、よりすっきりとした印象に仕上げることができるんですよ。こういった細部へのこだわりが、上質な空間づくりのポイントになるんです♡
住居タイプ別フロートタイプの活用法
マンション・アパートでの活用法
マンションやアパートの玄関は、一般的に戸建てより狭いケースが多いです。限られたスペースを最大限に活用するには、フロートタイプの収納がぴったり。床に空間ができることで、狭い玄関でも圧迫感を感じにくくなるんですよ♪
私がリノベーションを手がけた1LDKのマンションでは、幅90cmのコンパクトなフロートタイプを設置しました。床から15cm浮かせたデザインにすることで、視覚的な広がりが生まれ、以前より玄関が広く感じられるようになったとお客様にも喜んでいただけました。空間が広く見えるだけで、毎日の出入りがなんだか楽しくなりますよね！
マンションの場合、壁の構造にも注意が必要です。コンクリート壁であれば、専用のアンカーボルトでしっかり固定できますが、石膏ボード壁の場合は下地を探して固定する必要があります。不安な場合は、専門の業者に依頼することをおすすめしますね。
賃貸の場合は、壁に穴を開ける工事が必要なフロートタイプは難しいことも。そんな時は、壁に負担をかけない突っ張りタイプのオープンラックと、ボックスを組み合わせることで、フロートタイプに似た効果を得る方法もあるんですよ。私のクライアントでも、賃貸でも実現できる「疑似フロート収納」で満足されている方が多いですよ♡
戸建て住宅での活用法
戸建て住宅では、マンションよりも自由度の高い収納計画が可能です。玄関の広さや形状に合わせて、オーダーメイドのフロートタイプを検討できるのが大きな魅力です。壁一面を使った大型のフロートタイプや、L字型の収納など、空間を生かしたプランニングができますよ♪
以前私が担当した新築の戸建てでは、玄関ホールの壁一面に幅180cmのフロートタイプの収納を設置しました。床から浮かせたデザインにしたことで、広々とした玄関ホールがより開放的に感じられるようになり、お客様にとても喜んでいただけました。壁との一体感を出すために、壁と同じ色で仕上げたのもポイントです。素敵な空間になりましたよ！
戸建ての場合、家族構成や生活スタイルに合わせた収納内部の工夫も重要です。私がよく提案するのは、家族それぞれの靴を区分けできる仕切りや、傘や手袋などの小物も収納できる引き出しの設置です。また、子どもの成長に合わせて棚板の位置を変えられる可動式の棚を採用すると、長く使えて経済的ですよ。
戸建ての魅力は、玄関周りのスペースを含めた総合的な収納計画ができること。フロートタイプをメインに据えつつ、シーズンオフの靴や、滅多に使わない靴はウォークインクローゼットや土間収納に移すなど、玄関収納と連携させた家全体の収納計画を考えるとより快適になります。私のクライアントの中には、玄関横の納戸を活用して、季節ごとに靴を入れ替えるシステムを取り入れた方もいらっしゃいますよ♪
よくある質問
Q1: フロートタイプの玄関収納の耐荷重はどのくらいですか？
フロートタイプの玄関収納の耐荷重は、製品によって異なりますが、一般的には30〜50kg程度が多いです。家族全員の靴を収納することを考えると、靴一足あたり約300〜500gとして、50足収納する場合でも約15〜25kgとなるので、通常使用では問題ないでしょう。ただし、重い物を上に置いたり、靴以外の重量物を収納したりする場合は注意が必要ですよ。
耐荷重を確保するためには、取り付け方が非常に重要です。壁の下地にしっかりと固定することで、カタログスペック通りの耐荷重を実現できます。DIYで取り付ける場合は特に慎重に行い、自信がない場合は専門業者に依頼することをおすすめします。私の経験では、プロの施工による取り付けは安心感が違いますし、長期的に見ても安全に使用できますよ♪
Q2: 賃貸住宅でもフロートタイプの収納は設置できますか？
賃貸住宅でのフロートタイプの設置は、大家さんや管理会社の許可が必要です。壁に穴を開ける工事が必要なため、多くの賃貸物件では難しい場合が多いです。ただし、最近では退去時に原状回復を前提に許可してくれるケースもあるので、まずは管理会社に相談してみることをおすすめしますね。
許可が得られない場合でも、「疑似フロート」という方法があるんですよ♪ 例えば、突っ張り式のポールシステムを使って棚を設置したり、背の高い床置きタイプの収納の下部にスペースを作る工夫をしたりする方法です。私が賃貸にお住まいのクライアントにアドバイスしたのは、壁を傷つけないつっぱり棒と棚板を組み合わせた自作の「フロート風」収納でした。見た目もスッキリとして、実用性も高いと喜んでいただけましたよ！
Q3: フロートタイプの掃除方法を教えてください
フロートタイプの収納の大きな魅力は、床との間に空間があることで掃除がしやすい点です。普段のお手入れは、収納の下にホウキやフロアワイパーを通すだけでOK。床置きタイプのように収納を動かす必要がないので、とても簡単ですよ♪
収納本体の表面は、素材に合った方法でのお手入れをおすすめします。木目調のメラミン素材なら、固く絞った布巾で拭くだけで十分です。光沢のある素材は指紋が目立ちやすいので、こまめな拭き掃除が美しさを保つコツです。私は週に1回、靴の出し入れの際に表面も拭くようにしています。
内部の棚は、3ヶ月に1回程度、靴を全て出して拭き掃除すると良いでしょう。その際、靴も拭いて収納し直すと、玄関全体が清潔に保てます。また、消臭剤や除湿剤を使用すると、靴のニオイ対策にもなりますよ。私は季節の変わり目に、靴の総入れ替えと合わせて大掃除をするようにしていますが、これが意外と玄関の印象を保つ秘訣なんです♡
まとめ：あなたに最適な玄関収納タイプは？
玄関収納は、家族構成、靴の量、玄関の広さ、インテリアスタイルなど、様々な要素を考慮して選ぶことが大切です。特にフロートタイプは、デザイン性と機能性を兼ね備えた、今の住まいにぴったりの収納ソリューションといえるでしょう。床から浮かせたデザインは空間に開放感をもたらし、掃除もしやすいという大きなメリットがあるんですよ♪
もし玄関が狭い、または圧迫感を感じているなら、フロートタイプの収納への変更をぜひ検討してみてください。見た目の印象だけでなく、毎日の使い心地や掃除のしやすさなど、生活の質を高めてくれるはずです。高さや幅、内部の仕様など、自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことで、玄関が劇的に変わりますよ！
玄関は家の顔。家に帰ってきたときにほっとできる、そして訪れた人を気持ちよく迎えられる空間であってほしいものです。適切な収納を選ぶことで、玄関の印象は大きく変わります。あなたのライフスタイルに合った玄関収納で、毎日の暮らしがより快適になることを願っています♡