狭い玄関をスッキリ広く見せたい!壁面・隙間を活用した収納テクニック玄関の壁面や隙間を活用した収納アイデアをご紹介。フロートタイプの壁面収納や靴箱横の隙間、ドア裏などの活用法で、狭い玄関も美しく機能的に変身します。掃除もしやすく、視覚的にも広く見える収納術をインテリアコーディネーターが解説。玄関は家の顔であり、毎日必ず通る場所。でも限られたスペースに靴やバッグ、小物類がどんどん増えていき、気づけば物であふれてしまう…そんな経験ありませんか?実は壁面や見落としがちな隙間を活用することで、玄関はもっと美しく、もっと便利になるんです。この記事では、私がこれまで手がけてきた様々な住宅の玄関改善プロジェクトから得たアイデアをご紹介します。

玄関の壁面収納が注目される理由

最近の住宅事情を見ていると、玄関の壁面収納に注目が集まっていることを実感します♪ SNSでインテリア写真を見ていても、おしゃれな壁面収納を取り入れた玄関が多くなってきました。なぜ今、壁面収納が人気なのでしょうか?また、従来の下駄箱と比べてどんなメリットがあるのでしょうか?プロの視点からその魅力をお伝えします。

狭い玄関でも空間を有効活用できる

entrance storage

壁面収納の最大の魅力は、なんといっても限られた玄関スペースを縦に活用できること。 特に都市部のマンションや狭小住宅では、玄関の床面積がとても限られていますよね。 そんな時、壁面を上から下まで使った収納を設置することで、床面積を犠牲にせずに収納力をアップさせることができるんです。

私がリノベーションを手がけた1Kのお宅では、わずか70cmほどの壁面に天井まで届く収納を設置したところ、靴だけでなく、傘やアウトドア用品まで収納できるようになりました。 床から天井まで使うことで、従来の下駄箱の2倍以上の収納量を確保できたんです。 同じ面積の床置き収納と比べると、圧迫感も少なく、玄関が広く感じられるようになりました。

また、壁面収納は奥行きを浅くできるというメリットもあります。 通常の下駄箱は35〜40cm程度の奥行きが必要ですが、壁面収納なら20〜25cmほどの奥行きでも十分機能します。 この差は狭い玄関では大きな違いで、通路幅を確保しながらも収納力を持たせることができるんです。

ある30代ご夫婦のお宅では、奥行きをあえて20cmに抑えた壁面収納を設置することで、ベビーカーを置くスペースを確保することができました。 壁面を賢く使うことで、限られた空間の中でも暮らしの優先順位に合わせた空間づくりが可能になるんですよ♪

床置きタイプより掃除がしやすい

floating storage

壁面収納の中でも、近年特に人気なのが「フロートタイプ」と呼ばれる、床から浮かせたデザインの収納です。 床に接していないため、掃除機やホウキが下まで届きやすく、毎日の掃除が格段に楽になります。 玄関は外からの砂やホコリが特に多い場所なので、この掃除のしやすさは想像以上に暮らしを快適にしてくれるんですよ。

私自身、以前は床置きタイプの下駄箱を使っていましたが、下の掃除が大変で溜まったホコリを定期的に取り出すのが一苦労でした。 でもフロートタイプに変えてからは、サッとホウキが通せるので、いつも清潔な状態を保てるようになりました。 この快適さは一度体験すると、もう元には戻れないほど!

また、床から収納が浮くことで、視覚的にも空間に余裕が生まれます。 実際の面積は変わらないのに、不思議と玄関全体が広く感じられるんです。 特に玄関の狭いマンションでは、この視覚効果はとても重要なポイントになります。

ある時、4人家族のお客様のお宅で、床置きタイプから壁掛けタイプに変更したところ、「玄関が広くなりました?」と家族に言われたそうです。 実際の広さは変わっていないのに、そう感じるのは、床と収納の間に生まれた空間が視覚的な余裕を生み出しているからなんですね。

壁面収納を取り入れたいけど、賃貸住宅でも大丈夫なの?
藤原 絵美藤原 絵美

壁面を活用した玄関収納アイデア

壁面収納には様々なタイプがあります。お住まいの条件や生活スタイルに合わせて、ぴったりのものを選びたいですね。ここでは、私が実際に現場で提案してきた壁面収納のアイデアをいくつかご紹介します。賃貸でも取り入れられるものから、リフォーム・リノベーション向けのものまで、幅広くカバーしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

フルハイト型の壁面収納でスッキリと

full height

玄関の壁面収納の中で最も収納力があるのが、床から天井まで届く「フルハイト型」です。 まるで壁のような存在感で部屋に溶け込み、大容量でありながらも圧迫感を感じさせません。 最近では「壁面化」という言葉も生まれるほど、建築と一体化したような洗練されたデザインが人気です。

フルハイト型の魅力は、靴だけでなく季節のアイテムまでまとめて収納できる点にあります。 私がコーディネートした4人家族のお宅では、下段に普段使いの靴、中段にアウトドア用品やゴルフバッグ、上段に季節の衣類をまとめて収納する提案をしました。 全てがひとつの壁面に収まるので、散らかりがちだった玄関がすっきりと片付きました。

デザイン面でもこだわりたい場合は、扉材を壁紙と同じ素材にしたり、扉そのものをなくしたオープン収納にしたりと、多彩なアレンジが可能です。 私のお気に入りは、下部はクローズド収納、上部はオープン収納というミックスタイプ。 普段使いの靴はサッと取り出せて、見せたくないものは隠せる実用性の高さが魅力です。

ただし、フルハイト型を設置するには、多くの場合リフォームや新築時の計画が必要になります。 既存の玄関にぴったりサイズのものを後付けするのは難しいケースが多いので、設置を検討する場合は専門家に相談されることをおすすめします。

賃貸でも可能!壁掛けタイプの収納

wall mounted

「賃貸だから壁面収納は諦めている…」という方、実はそんなことはないんです! 壁に穴を開けられる程度であれば、取り外し可能な壁掛けタイプの収納アイテムが多数あります。 特に石膏ボード壁なら、専用のフックや棚を使って、小さな靴やアクセサリー類の収納スペースが作れますよ。

私が賃貸にお住まいのお客様におすすめしているのは、ウォールシェルフやウォールハンガーといった壁掛けアイテム。 鍵・スマホ・財布などの小物や、よく使うバッグを掛けておくのに便利です。 玄関に入ってすぐの壁面にこれらを設置すれば、「おかえりスポット」として帰宅時の小物の置き場所が決まり、探し物が減りますよ。

また、靴の収納には、壁に取り付けるタイプのシューズラックもおすすめ。 特に子どもの靴など、小さめの靴を収納するのに最適です。 使わない時は折りたたむことができるものもあり、来客時に邪魔にならないよう配慮されています。

賃貸でも大丈夫な壁面収納のポイントは、退去時に原状回復できることです。 壁の穴は補修材で簡単に埋められますし、石膏ボード用のフックなら跡もほとんど残りません。 気になる方は、ディアウォールのような突っ張り棒式の収納システムを活用すれば、壁に穴を開けずに収納棚を作ることもできますよ。

壁掛けフックの多彩な活用法

hook organization

壁面収納の中でも最も手軽に取り入れられるのが「壁掛けフック」です。 シンプルながらも、玄関の使い勝手を劇的に向上させてくれる便利アイテムなんです。 私はどのお宅のコーディネートでも、必ずと言っていいほどフックの設置を提案しています。

フックの便利さは、「よく使うものをサッと取り出せる」という点にあります。 毎日使うバッグや帽子、傘やレインコートなどを吊るしておけば、急いでいる朝でもスムーズに出かけられます。 使用頻度の高いものこそ、引き出しではなく「見える場所」に置くことで、生活の流れがスムーズになるんですよ。

また、フックは見せる収納としても優れています。 季節のリースや帽子、お気に入りのバッグなどを掛けておけば、それ自体がインテリアのアクセントになります。 私のおすすめは、シンプルなデザインのフックと、お気に入りのアイテムを組み合わせること。 その日の服装に合わせて、掛けるものを変えれば、玄関の印象も日々新鮮に変わりますよ。

設置する際のポイントは、使い手の身長に合わせた高さにすること。 大人用のコートと子どものバッグでは最適な高さが違います。 家族それぞれが使いやすい高さにフックを設置することで、自然と「片付ける習慣」が身につきやすくなるんです。 実際、お子さんのいるご家庭では、子どもの目線の高さにフックを付けることで、自分でバッグをかけられるようになったという声をよく聞きます。

隙間収納って具体的にどんなアイデアがあるの?特に靴箱の横にある中途半端なスペースを活用したいです。

玄関の隙間を活用した収納テクニック

玄関には意外と活用できる「隙間」がたくさん存在しています。靴箱と壁の間、ドアの裏側、廊下との境界部分など、ちょっとした空間でも工夫次第で立派な収納スペースに変身します。私が手がけた様々な住宅改善プロジェクトから、特に実用的な隙間活用テクニックをご紹介します。

靴箱横の中途半端なスペースを活用

narrow shelving

多くの玄関で見かける「靴箱と壁の間の中途半端なスペース」。 幅10〜20cmほどの隙間は、既製品の家具が入らないことが多く、もったいない空間になりがちです。 でも、実はこの隙間こそ収納の宝庫なんです!

この隙間を活用するおすすめの方法は、スリムなラックを設置すること。 市販のすきま収納や、突っ張り棒を利用した自作の棚が活躍します。 特に傘立てや杖、折りたたみ傘などの細長いアイテムの収納に最適です。

私がリノベーションを手がけたお宅では、靴箱横の15cmの隙間に棚板を3段設置。 上段は鍵や小物入れ、中段はマスクや除菌グッズ、下段は折りたたみ傘を収納するスペースとして活用していました。 玄関に入ってすぐ手に取れる位置に必要なものがあるため、お出かけ前の準備がスムーズになったとご好評いただきました。

また、隙間が狭すぎてラックも入らない場合は、壁面にマグネットパネルやコルクボードを設置するのもおすすめ。 鍵やちょっとしたメモを貼っておくことで、探し物を減らす効果があります。 家族間の伝言板としても活用できるので、コミュニケーションツールとしても一石二鳥です。

ドア裏の見落としがちなスペース

door storage

玄関の中でも最も見落とされがちな収納スペースが「ドアの裏側」です。 ドアが開いている時にだけ見える空間なので、普段は目に入らないのですが、実はとても便利な収納場所になります。 特に小さな玄関では、この空間を活用することで収納力が大幅にアップします。

ドア裏におすすめの収納グッズは、ドアハンガーやドアフック。 S字フックを使って自作することもできますし、100円ショップなどでも手軽に購入できます。 ここには、レインコートやエコバッグなど、かさばらないけれど頻繁に使うものを掛けておくと便利です。

また、ドア裏にポケット式の収納を取り付ければ、小さなお子さんの手袋や帽子、散歩用の犬のリードなど、細々としたアイテムの収納場所としても活躍します。 「見えるけど隠れている」という絶妙な位置なので、生活感が出やすいものの収納にぴったりなんです。

私が印象に残っているのは、マンションにお住まいのご家族の事例。 玄関ドアの裏側に季節ごとに使う小物を収納するポケットを設置したところ、「今まで部屋のクローゼットから出し入れしていたものが、玄関でサッと手に取れるようになった」と大変喜ばれました。 特に子どもの手袋や帽子の管理が楽になったそうです。

コーナー部分を無駄なく使う

corner storage

玄関のコーナー部分は、直角に曲がった形状から使いづらく、デッドスペースになりがちな場所です。 しかし、この場所こそ工夫次第で思わぬ収納力を発揮してくれます。 特に三角形の空間を活かした収納アイデアは、限られたスペースを最大限に活用したい方におすすめです。

コーナー部分におすすめなのは、斜めにカットされた三角形のシューズラックや棚。 市販の専用家具もありますが、DIYで作ることも可能です。 L字型の廊下との境目など、微妙に角度がついた場所でも、斜めの棚なら圧迫感なく設置できます。

私がDIY好きなお客様と一緒に作ったのは、コーナー用の傘立て。 傘は円錐形なので、三角形の空間にちょうど収まるんです。 見た目もスタイリッシュで、会話のきっかけにもなるような素敵なアイテムになりました。

また、コーナー部分は植物を置くのにも適しています。 玄関に少しだけグリーンがあると、空気が浄化されるだけでなく、心も癒されますよね。 特に観葉植物は斜めに茎が伸びることが多いので、コーナー部分に置くことで壁面を自然に彩ってくれます。 お客様からは「玄関が一気に明るくなった」と喜ばれることが多いアイデアです。

玄関マットの下の空間活用法

under mat

意外かもしれませんが、玄関マットの下も立派な収納スペースになります。 特に来客用のスリッパや、シーズンオフの靴など、頻繁に使わないけれど必要なものの収納に適しています。 薄型の収納ボックスを活用すれば、見た目にも気づかれないスマートな収納になりますよ。

私がお客様に提案しているのは、厚さ5〜7cm程度の薄型の収納ケースを玄関マットの下に置くこと。 中には予備のスリッパや、シーズンオフの靴下、除湿剤などを入れておくことができます。 使わない時は完全に隠れているので、お部屋がすっきりと片付いて見えるのが魅力です。

また、段差がある玄関なら、上がり框(かまち)の下の空間も活用できます。 この空間は意外と奥行きがあるので、シューズケアグッズやブラシなど、靴のお手入れ用品の収納に最適です。 引き出せるタイプの収納ボックスを使えば、奥のものも取り出しやすくなりますよ。

特に印象的だったのは、マンションリノベーションでの事例。 玄関の床下収納を提案したところ、「こんな場所も使えるなんて!」と驚かれました。 普段は見えない場所だからこそ、生活感の出やすいものを収納するのに適しているんです。

壁面収納をDIYで作ろうと思っているんですが、何か注意点はありますか?
藤原 絵美藤原 絵美

壁面・隙間収納を成功させるポイント

収納アイテムを設置するだけでは、本当に使いやすい玄関にはなりません。長く使い続けるためには、生活動線や収納するものの特性を考えた計画が大切です。これまで多くの玄関収納の改善プロジェクトに携わってきた経験から、成功するための重要なポイントをお伝えします。

生活動線を考えた配置計画

traffic flow

玄関収納を成功させる最大のポイントは、日々の動きを考えた配置計画です。 いくら素敵な収納アイテムを導入しても、使い勝手が悪ければ結局は使われなくなってしまいます。 特に「帰宅時の動作」と「出かける時の動作」を具体的にイメージしながら配置を考えることが大切です。

例えば、帰宅時に最初にすることは何でしょうか?多くの方は「靴を脱ぐ→手に持っているものを置く→鍵をしまう」という流れだと思います。 この流れに沿って、まず座って靴を脱げるスペース、次に一時的に荷物を置ける場所、そして鍵をかけるフックという順に配置すると使いやすくなります。 この「動作の流れ」を考慮した配置が、収納が長続きする秘訣なんです。

また、家族構成によっても最適な配置は変わってきます。 小さなお子さんがいるご家庭では、子どもが自分で靴の脱ぎ履きができる高さに収納を設けること。 お年寄りと同居されている場合は、かがまなくても使える高さの収納を増やすことなど、使う人に合わせたカスタマイズが重要です。

ある4人家族のお宅では、玄関に帰ってきた時に「子ども用」「大人用」と明確にゾーニングした収納を提案しました。 するとお子さんが自然と自分の靴を決まった場所に片付けるようになり、「片付けの声かけが減った」と喜ばれました。 日々の何気ない動きに合わせた配置が、暮らしやすさを大きく変えるんですね。

使用頻度で分ける3段階収納法

frequency sorting

収納上手な方に共通しているのが、「使用頻度によって収納場所を分ける」という考え方です。 私が提案している「3段階収納法」は、物を「毎日使う」「時々使う」「たまに使う」の3つに分けて収納する方法です。 特に壁面収納では、この考え方を縦の空間に当てはめることで、使いやすさが格段にアップします。

具体的には、手の届きやすい高さ(床から80cm〜160cm程度)に「毎日使うもの」を配置します。 この位置には、通勤・通学用の靴やバッグ、鍵や折りたたみ傘など頻繁に使うアイテムを収納するのが理想的です。 一番使いやすい場所に一番使うものを置くという単純な原則が、実は最も効果的なんです。

次に、少し手を伸ばせば届く高さ(床から160cm〜200cm程度)には「時々使うもの」を配置します。 週末用の靴や、季節の帽子、レジャー用品などがこれにあたります。 そして、一番上や一番下の取り出しにくい場所には「たまに使うもの」を収納します。 冠婚葬祭用の靴や、シーズンオフのブーツなどは年に数回しか使わないので、少々取り出しにくくても問題ありません。

あるお客様の玄関では、この3段階収納法を取り入れることで、「毎朝の支度時間が短縮された」と言われました。 使用頻度という明確な基準で物の定位置を決めると、家族全員が直感的に「どこに何があるか」を把握できるようになり、生活がスムーズになるんです。

DIYで作る際の注意点と成功のコツ

DIY shelving

DIYで壁面収納を作る際に最も重要なのは、壁の種類と強度を正確に把握すること。 特に石膏ボード壁に棚を取り付ける場合は、必ず下地センサーで柱の位置を確認し、石膏ボード専用のアンカーを使用しましょう。 重いものを収納する予定なら、突っ張り棒式の収納システムを併用するなど、重量を分散させる工夫も必要です。

私がDIY初心者の方におすすめしているのは、まず小さな壁掛け棚から始めることです。 いきなり大きな棚を作るよりも、小さな成功体験を積み重ねる方が長続きします。 100円ショップの木材と市販のブラケットを組み合わせるだけでも、立派な壁面収納ができますよ。

また、賃貸住宅でDIYをする場合は、原状回復を前提に計画することが大切です。 壁に穴を開ける代わりに、ディアウォールやつっぱり棒を活用する方法や、壁に貼るタイプのフックを使うなど、跡が残りにくい方法を選びましょう。 最近では賃貸でも使えるDIYパーツが充実しているので、選択肢は意外と広がっていますよ。

私が特に印象に残っているのは、賃貸アパートにお住まいの女性が、突っ張り棒とワイヤーネットを組み合わせて作った壁面収納。 壁を傷つけずに、アクセサリーや小物をディスプレイする素敵なスペースができました。 「自分でも意外とできた!」という達成感も含めて、DIYならではの喜びがありますね♪

美しさと機能性のバランスを取る

aesthetic organization

玄関収納の最終目標は、「美しさ」と「機能性」のバランスを取ることです。 いくら収納力があっても見た目が生活感丸出しでは、玄関の印象が台無しになってしまいます。 逆に、見た目だけを重視して機能性を犠牲にすると、結局は使いづらく、散らかりやすい空間になってしまうんです。

私がいつもお客様に提案しているのは「隠す収納」と「見せる収納」を組み合わせること。 生活感が出やすいものや、見た目が揃っていないものは扉付きの収納でスッキリと隠します。 一方で、デザイン性の高いバッグや季節のリースなど、見せたいものはあえてオープン収納に。 このメリハリが、美しくも機能的な玄関を作る秘訣なんです。

また、色や素材を統一することも重要なポイント。 例えば収納ボックスは全て同じシリーズのものを選んだり、フックやハンガーの色を揃えたりするだけで、バラバラ感がなくなり、統一感のある印象になります。 私のおすすめは、玄関の壁や床のトーンに合わせたナチュラルな木目調や、シンプルなモノトーンの収納アイテム。 主役は収納ではなく、そこに収まるものであることを忘れないでくださいね。

あるマンションの玄関改善プロジェクトでは、既存の大きな靴箱を撤去し、壁面に薄型のボックスを設置。 さらに、バッグや帽子をディスプレイするようにフックを配置しました。 「玄関が狭苦しく感じなくなった」「毎日の支度が楽しくなった」と喜んでいただけたのが印象的でした。 見た目と使い勝手の両方を考慮した収納こそ、長く愛用できる秘訣なんです。

まとめ:あなたの玄関も変わる!壁面・隙間収納のチカラ

今回ご紹介した壁面や隙間を活用した玄関収納のアイデアは、どれも実際の住まいで実践され、効果を発揮しているものばかりです。 玄関は家の顔であると同時に、毎日必ず通る場所。 この限られたスペースを賢く使うことで、暮らし全体がスムーズに、そして豊かになります。

壁面収納は単なる収納スペースではなく、玄関の印象そのものを変える力を持っています。 床置きタイプからフロートタイプに変えるだけで、掃除のしやすさが格段に向上し、視覚的な広がりも生まれます。 また、中途半端な隙間や見落としがちなドア裏などのスペースも、工夫次第で立派な収納場所に変身します。

最も大切なのは、あなたの生活スタイルに合った収納方法を選ぶこと。 使う人の動線や使用頻度を考えた計画が、長く続く収納の秘訣です。 また、美しさと機能性のバランスを考えることで、ただ物を詰め込むだけではない、心地よい玄関空間が生まれます。

今日からでも始められる小さな工夫もありますし、リフォームのタイミングで取り入れたい本格的なアイデアもあります。 ぜひあなたのお宅の玄関に合ったアイデアを見つけて、日々の暮らしをもっと心地よく、もっと美しくしてくださいね。 玄関が変われば、暮らし全体が変わります!